お知らせ

2018年05月01日

第35期定時株主総会&定例会のご報告

 第35期定時株主総会が平成30年4月26日(木)午後一時からホテルメトロポリタン高崎にて開催されました。
全ての審議事項につきまして満場一致で承認され、盛会裏の内に閉会しました。

 

 また総会後は第一回養豚技術セミナーが開催されました。
 セミナーの内容としましては
1)流通事業報告
2)JGAPについて
3)チェックオフについて
4)暑熱・薄脂対策
になります。

 これら4つのテーマは今後、グローバルピッグファーム(以下GPF)として取り組む重要な課題になります。

 

 全国のメンバー農場で収集される詳細な生産及び財務データは、社内の技術コンサルタント達により農場経営や財務戦略等々に活用されています。生産データの解析結果、暑熱ストレスによる生産性の阻害が示されました。

 時期によって肉豚出荷頭数に大きな波が生じ、収益性が阻害されています。夏季種付けの受胎率低下、再発種付け発生による分娩腹数の波、増体遅延による出荷遅れ等に適切に対処することが必須となります。

 一日飼料摂取量が多い農場ほど増体重が良好であり、上物率も高くなります。

 

 

 

 暑熱対策には、各種設備、一般管理での対策、適切な豚房レイアウト、飼養密度、餌切れ防止策、餌の腐敗・温度上昇防止といった対策があり、農場毎への適切な対応が必要です。各農場の担当コンサルタントと連携したボールフィーダー®の有効活用による母豚BCの維持、また子豚の体調管理のためのミルキーウィーンフィーダー®の適正利用により、農場生産性が向上しています。全国のGPFメンバー農場からの正確なデータや情報等を元に、分析・解析・情報共有を進め、今後ともGPFメンバー農場の生産性・収益性向上に繋げてまいります。